質のいいコーヒーはどこに売ってる?|Beans Express

質のいいコーヒーはどこに売ってる?

Beans Express編集部
2018年12月4日

質のいいコーヒーはどこに売ってる?

都市の中心部に開業していたコーヒーショップが郊外に進出したり、コンビニで本格的コーヒーを提供したりと、美味しいコーヒーがそこかしこで飲めるようになりました。

しかし、すぐ飲みたい場合は自宅コーヒーが一番です。

プロに負けないくらいの味を追求したいのなら、コーヒーメーカーにこだわるのも一案です。
でもその前に、美味しい豆を揃えるところから始めましょう。
今回はコーヒー豆の買い方と質についてお伝えします。

品質の良いコーヒー豆とは?

コーヒーに限らず、どんな飲み物でも、原料の質によって味が左右されます。
生豆の出来が悪ければ、どんなに上手く焙煎しても、どんなに丁寧にドリップしても、最高の味にはなりません。

生産地の標高や栽培法、品種などが違えば、当然生豆の質は変わってきます。
品質の高い豆ができるのは、標高が高い山です。
高地であればあるほど寒暖差が生まれ、引き締まった種子が育ちます。

コーヒーノキが育つ土地は、年間平均気温20度の赤道直下南北緯30度のコーヒーベルトという名の付いた亜熱帯地域のみです。

雨季と乾季があり、大量の雨が降ります。
その中でも土壌が肥沃で、酸性寄りの土質が理想と言われています。
代表的なコーヒー豆のキリマンジャロも、アフリカ最高峰の名前です。

コーヒーノキの栽培方法で主流なのは、プランテーション栽培です。
森林を切り開いて造られたコーヒー農園で栽培するため、大量生産できます。
でも本来コーヒーノキは木陰で育つ植物なので、質の高い豆は育ちにくいです。

そこで本来の育ち方を模して考えられたのが、木陰栽培森林栽培です。
木陰栽培はコーヒー農園の一部に他の木を植えて人工的に木陰を作る方法で、森林栽培は森林にコーヒーノキを植え付ける方法です。

木陰栽培は元々開拓した農園を少し改良するだけで済むため、採用する農家が増えています。

一方の森林栽培は、森林を手入れする必要があるものの、機械の搬入が容易ではないので、ほとんどを手作業で行わなければいけません。
それでも行う農家がいるのは、最も自然の恵みを享受でき、高品質な豆が生まれやすい環境だからです。

さらに収穫方法も、主流だった機械に代わって、手摘みを復活させている農園も見られます。
これは品質の良いものを選りすぐって収穫できるためで、行うのは品質にこだわる農園がほとんどです。

機械で収穫された豆には欠点豆が混入してしまうので、育ちや色が悪かったり完熟でなかったりする豆を手作業で選別し、良い豆だけを残します。
欠点豆は味に影響を及ぼすため、混入していない生豆が高品質となります。

一般の人は生豆の状態を目にする機会はほとんどありませんが、焙煎した後でも、ある程度欠点豆が入っているかどうかを見分けることは可能です。

例えば、色づきがいまいちな豆や、欠けている豆が入っている製品は、避けたほうが無難です。
また、穴や窪みがある豆は、虫食い豆かもしれません。
抽出した際に雑味を出す大きな原因となるため、取り除きましょう。

稀に豆以外の小石やガラスなどが混入することがあり、注意が必要です。
気付かずにコーヒーミルで挽くと、器具が故障しかねません。

ただし、丸い豆はピーベリーと言って、ムラなく焙煎できる形状から味の良い豆となっています。
他のものと違っても、これは取り除かないようにしましょう。

それから、焙煎後の時間は、風味を変化させます。
焙煎にかけると豆からは二酸化炭素が排出されますが、それと同時に香りも飛んでいきます
香りを重視する人は焙煎直後に飲むのが最も良く、保存は豆の状態がベストです。

でも、製品によっては焙煎数日後のほうが香りがしっかりと楽しめるものもあるため、一概には言えません。

自家焙煎を行う専門店なら安心

品質の良い豆の定義が大体分かっても、生豆を仕入れるのは自分ではないので、どこからコーヒー豆を買うかが勝負となります。

理想なのは、正確な焙煎を行うお店です。
正確な焙煎とは、ムラなく芯を残さず煎り、ベストなタイミングで煎り止めを行うことです。
生豆ごとに違う特性を見極めて焙煎することが大切なので、職人技が必要な作業となっています。

自家焙煎を行っているコーヒー専門店であれば質の良い生豆を選りすぐって購入し、豆に合わせた焙煎を実施しているため、失敗する可能性は低いでしょう。

地方に住んでいて専門店がない場合は、ネットでも購入できます。
ネットで購入しても、真空パッキングして送ってくれるので、品質の低下はほぼありません。

代表的な豆と焙煎度合いを知っておこう

コーヒー豆専門店に行くと多種多様な豆がずらりと並んでいて、詳しくない人にとっては選ぶのが大変な場合もあります。

全く分からない場合は、スタッフに好みの味を伝えると、おすすめの豆を選んでくれます。
また、幅広い人に飲みやすい味に仕上げていることが多いブレンド豆を選ぶのも一つの方法です。

ブレンド豆は数種類販売されているのが一般的で、他残りはストレート豆です。
豆そのものの味や風味などが味わえるので、毎回違ったものを購入して、自分好みの豆を探すのも楽しいでしょう。

代表的なストレート豆はブラジルコロンビアマンデリンです。

ブラジルはマイルドな味わいで程よい苦味、香りはナッツを彷彿とさせます。
ミルクコーヒーにも適します。
そして、コロンビアはあっさりした味わいで柑橘系の香り、対してマンデリンはコクと苦味が堪能できる品種です。

苦味は程々で良いという場合は、コスタリカがいいかもしれません。
コクはあるけど後を引かず、すっきりしています。
それから、しっかりとコクを味わいたい人に人気なのはグァテマラで、程良い酸味も味わえます。
スパイシーな香りも個性的です。

豆は焙煎度合いで味が変化するので、同じ品種でも店ごとに味が違います。
何軒かの専門店で購入して、味を確かめるのも面白いかもしれません。

浅煎りから深煎りまでは、8段階もあります。
一番浅いものはライトロースト、ほとんど色付きがなく、コーヒーの味も薄いです。
次の段階のシナモンローストは浅煎りで、苦味を抑えて酸味を際立たせたいときに用いられます。

次のミディアムローストは中煎りとなり、アメリカンと呼ばれるようなライトな飲み心地にしたい場合に適用します。
そして、浅く中煎りにした場合はハイローストです。
すっきり飲めるが苦味もしっかりと味わえる、という焙煎度合いになります。

最もメジャーな焙煎度合いとなるシティローストは、程よいコクが出て苦味や香りも引き出せる中煎りです。
これより少し進めると中深煎りのフルシティロースト、エスプレッソに用いられるほど苦味が強くなります。

さらに深煎りにしたフレンチローストは深い味わいと香ばしさが、かなり深煎りにしたイタリアンローストは強い苦味が加わります。
どちらもエスプレッソやアイスコーヒー向けです。

コーヒー豆選びに慣れていない人は、一番メジャーなシティロースト辺りを選ぶと安心でしょう。
これを基準に自分の好みを確認し、酸味を好む場合はもう少し浅煎りに、苦味を好む場合はもう少し深煎りに、と変えていくといいのではないでしょうか。

なお、苦味とコクは別物です。
苦味は焙煎度合いで出す味のことで、コクは生豆が持つ粘質のことです。

コーヒー豆の保存方法にも配慮を

質の良いコーヒー豆を購入したい場合は、生豆の仕入れからこだわるコーヒー専門店を選んでみてください。

コーヒー豆は鮮度も大切なので小まめに買いに行くのが理想ですが、難しい場合は冷凍庫で保存します。
解凍の必要はなく、冷凍庫から出してすぐミルなどで挽けますよ。
きっと専門店と変わらない美味しいコーヒーが味わえるでしょう。



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