コーヒー豆の「粗さ」ってなに?挽き方による違いを知ろう!
- Beans Express編集部
- 2018年11月15日
ちょっと一息つきたいときに欠かせない飲み物がコーヒーです。
カフェなどでゆっくり飲んだり、自宅でドリップしてリラックスしたりはもちろん、コンビニでも手軽にいれたてのコーヒーが飲むことができ簡単に楽しむことができるのも魅力でしょう。
そんなコーヒーは同じ豆でも粉の粒の粗さによって味わいが変わるのはご存知でしょうか?そこで今回はコーヒー豆の挽き方や、粗さによってどんなふうに味わいが変わるのか説明していきたいとおもいます。
コーヒー豆は粗さによって味が違う!
コーヒー豆を挽いた際の粗さで何が変わるかというと、純粋に味の変化へ直結します。
というのも、コーヒー豆の挽き具合は細かいほど、粒がお湯にたくさん触れることで、しっかりと成分が抽出され、苦くて濃い味になります。
そのため薄目で苦みの少ない味わいが好みなら、粗めに挽くことで調整は可能です。自分の味の好みに合わせて挽き方を変えてみましょう。
挽き方には大きく分けたときに5種類ほどがありますので、粗さのタイプによって詳しく説明しましょう。
「極細挽き」は白砂糖の粒くらいの大きさで最も細かい挽き方です。
一番コーヒー豆の味が濃く出る挽き方ですので、苦みが非常に強いためエスプレッソコーヒーに最適です。
エスプレッソマシーンやマキネッタでコーヒー豆の苦みや濃さを楽しむための挽き方と覚えておきましょう。
ちなみにマキネッタとは、日本茶で言うところの「きゅうす」のような形のコーヒー用直火型湯沸かし器のことです。
「細挽き」は白砂糖よりは大粒でグラニュー糖よりは細かいくらいの粗さで、苦みだけでなくコクが生まれる挽き方です。アイスコーヒーをウォータードリップで淹れるのにぴったりでしょう。
苦みとコクをより楽しみたい場合は、ペーパードリップを使えば初心者でも美味しく味わえます。
「中細挽き」はグラニュー糖くらいの粗さで、一番一般的なバランスのとれた味わいになる挽き方ですので、初心者の人は中挽きがおすすめでしょう。
コーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れるのにぴったりな挽き方です。
スイッチ一つで簡単に入れられる点も初めての人向きです。
「中挽き」はザラメとグラニュー糖の間ぐらいの粗さで、無駄な味がなくスッキリとした味わいが楽しめます。
サイフォンやネルドリップに適した挽き方で、クセのないクリアな味わいを楽しみたいときにおすすめです。
サイフォンは空気圧を利用した抽出法で、プロセスが大変おしゃれで香り高いコーヒーを作ることができます。
ネルドリップはネル(布)フィルターを使った抽出法で大量にコクのあるコーヒーを淹れることができる方法です。
「粗挽き」はザラメぐらいの粗さで、苦みが少なく酸味が強めの味わいになるのでフレンチプレスなど直接お湯で煮出すような淹れ方にぴったりです。
一番さっぱりした味わいになりますので、コーヒーが苦手な人や普段あまり飲まないような人でも飲みやすいでしょう。
フレンチプレスとは金属製のフィルターを押し下げてプレスする抽出法で誰でも簡単に淹れられます。
バーコレーターと呼ばれるポットの中をお湯が循環する抽出法にもおすすめです。
このように同じ豆でも挽き方によって味わいがかなり違ってきますので、粗さの違いによる味わいの出方を覚えて、用途に合った挽き方を選び上手にコーヒーを淹れられるようにしましょう。
そうすることでより美味しいコーヒーが味わえるようになります。
挽くときのポイントは?
風味良く香り高いコーヒーにするため、挽き方にはポイントがあります。
まず粒の粗さを均一にそろえるようにすることです。
粒の大きさがバラバラだと苦みと酸味で煎りムラができて一体感のない味わいになってしまいます。
ですから微粉や渋皮を除くことも大切です。
コーヒー豆を挽いたときに出る細かい挽きカスは必要以上にコーヒーの成分を抽出してしまうため、苦みや渋みの原因となるのです。
大半の粒がそろっていてもこれらの細かいカスがあるせいで味の均衡が崩れてしまうので、メインの粉の大きさに合わせてふるいにかけたり、手で取り除くなどしたりして粒をそろえるようにすると味が安定して美味しいコーヒーになります。
また、コーヒー豆を挽く時の摩擦熱に注意することも大切です。
挽く際にミルなどの刃とコーヒー豆との間に摩擦熱が生じてしまうのですが、この熱がコーヒーの風味を損なわせ劣化させてしまうのです。
気になる場合はコーヒー豆をすりつぶすのではなく細かく切る「カッティングミル」を使えば通常のミルに比べて熱が発生しにくいため、風味の良い豆を挽くことができます。
さらにコーヒーを飲むときに必要な分だけを、こまめに挽くようにしましょう。
焙煎とはコーヒーの生豆(なままめ・きまめ)を煎る加熱作業のことを言い、焙煎時間の違いを焙煎度と呼びます。
煎ったコーヒー豆には焙煎度によって浅煎り・中煎り・深煎りの3種類があり、この焙煎度によってコーヒーの風味が大きく変化します。
焙煎度によって一人分の必要なコーヒー豆の量は変わり、挽き具合によっても変わりますので必要な分だけの焙煎度・量を把握して使い切れるだけを挽くようにしましょう。
さらに粗さによって適切な抽出器具を用いることが、美味しいコーヒーを淹れるのにとても大切です。
先に述べた粒の粗さに合ったドリップ方法を組み合わせて抽出することでより一層美味しさが引き立ちますので、粗さに合う器具を用いて淹れましょう。
コーヒー豆はどうやって挽くの?
それではコーヒー豆を買ってきたらさっそく自分で挽いてみましょう。
一般的なやり方として、というよりは基本的にコーヒーミルを使ってコーヒー豆は挽きます。
コーヒーミルはそれほど値段も高くなく、手動と電動がありますのでそれぞれのメリットを考えて自分に合ったものを選ぶのがいいでしょう。
手動式ミルは見た目がレトロな雰囲気で、美味しいコーヒーを淹れるためのムードを盛り上げてくれます。
懸念点としては、手動なのでたくさん挽くのは時間と労力がかかり大変ではあります。
しかしゆっくりとコーヒーの香りを楽しんだり、自分の手でコーヒー豆を挽く感覚を味わったりできるのでコーヒー好きにはそういった手間も楽しめることでしょう。
電動式より摩擦が起きにくいので、2人分ほどのコーヒー豆を挽く程度なら手動式の方がおすすめと言えます。
電動式ミルは手動に比べて1度にたくさんのコーヒー豆を挽くことができるので、家庭でたくさん飲む場合や来客をもてなす際に使うのに向いています。
手間も労力もかからないので便利な反面、粗さを一定にそろえるのが難しく、ミル自体が大きいので場所を取るのと挽く時の音が大きいなどの点がデメリットとしてあります。
またミルがない場合はフードプロセッサーやミキサーで代用することもできます。
製品によって適さないものもあるので取扱説明書を読んで対応するものか確認した上で使用しましょう。
他にもすり鉢とすりこぎで挽くこともできます。
すり鉢にコーヒー豆を10グラムほど入れてすりこぎで底に押し付けてつぶすようにすります。
コーヒー豆がすべて割れるように丁寧につぶし、すりこぎを回しながら豆を粉状になったらできあがりです。
中挽きにするのに30分ほどかかるので大変ですが、摩擦熱が発生しにくいので手間がかかる分だけ香り豊かなコーヒーが味わえます。
時間の余裕があるときや、美味しいコーヒーが飲みたいときに試してみるといいでしょう。
コーヒーで素敵なひとときを
このように自分の好みに合わせてコーヒー豆の粗さを調節することで、味わいを選ぶことができよりコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーの淹れ方をいろいろ試して、自分好みのコーヒーの味わいを見つけてみてください。
忙しい毎日に美味しいコーヒーでホッとするひとときを得られるよう、これらの知識をぜひ活用してみてください。
そしてせっかくなら新鮮で美味しいものを頂きたいですよね?そこでお勧めしたいのは、自宅でコーヒーを豆から淹れるという方法です。
そう考えてしまうと今まで自宅でコーヒーを淹れたことのない方にとっては、ハードルが高く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、コーヒーはそこまで難しいものではありません。
しっかりとした豆をしっかり淹れれば誰でも自宅で美味しいコーヒーを飲むことができるのです。
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Beans Expressはこの道30年の焙煎士がこだわりぬいた豆を独自のバランスでブレンド、さらに焙煎後は一番おいしいといわれている100時間以内にご自宅に届くよう、焙煎直後のフレッシュな状態で発送という徹底ぶり。
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