カフェインだけじゃない!コーヒー豆に含まれる「栄養成分」とは!|Beans Express

カフェインだけじゃない!コーヒー豆に含まれる「栄養成分」とは!

Beans Express編集部
2018年11月21日

カフェインだけじゃない!コーヒー豆に含まれる「栄養成分」とは!

突然ですが、皆さんは「コーヒーに含まれている栄養素」と聞いて、一体何を思い浮かべるでしょうか?

代表的な成分ではカフェインが有名ですが、実はそれ以外にもコーヒーには多くの成分が含まれているのです。

そこで今回はコーヒーに含まれるさまざまな成分とその効能についてご紹介していきたいと思います。

コーヒー豆の成分1:カフェイン

コーヒーに含まれる成分の中でも、皆様がすでにご存じで尚且つ代表的な成分がカフェインではないでしょうか。

そのカフェインには以下のような効果があることが知られています。

【脳を活性化させる】

摂取すると脳が活性化し、集中力や思考力が高まります。眠気覚ましにコーヒーが効果的といわれるのはこのためです。

しかし、即効性はなく、効果が現れるまでに15~20分ほどかかるとも言われています。

また、過剰に摂取すると、逆に神経が高ぶって眠れなくなることもあるため注意が必要です。

【胃酸の分泌を促進】

カフェインには胃酸の分泌を促進し、消化を助ける働きがあります。

この効果を活用する方法としては、食後に一杯のコーヒーを飲むことで、胃もたれや消化不良が起こりにくくなる効果が望めます。

【利尿作用がある】

カフェインの効果には、利尿作用もあります。

このことから排尿によって体内に溜まった毒素や老廃物を出すデトックス効果が期待できます。

ただし、カフェインの利尿作用は非常に強力です。

たくさん汗をかいたあとにコーヒーで水分補給するのは、体内に水分が補給されずに体から水分が抜けて行ってしまう可能性があります。

その結果として脱水症状を引き起こす可能性があるため、水分補給でコーヒーを飲むのは絶対にやってはいけません。

上記3つの作用はカフェインの代表的な作用です。

こうしたさまざまな効能があることから、コーヒーはヨーロッパに伝わった当初、薬としても用いられていたという話が残っています。

なお、カフェインはコーヒーの他にも、紅茶や緑茶などにも含まれています。

なかでも高級茶の玉露や、いわゆるエナジードリンクの中にはコーヒーよりも多量のカフェインを含むものもあります。

しかし、カフェインの過剰摂取は中毒症状を引き起こすこともあるため、コーヒーなら1日2~3杯を摂取の目安にするといいでしょう。

また、授乳中や妊活中などの理由であまりカフェインを摂りたくない、でもコーヒーは飲みたい。という方は、コーヒーからカフェインの成分だけを取り除いたデカフェをオススメします。

コーヒー豆の成分2:ポリフェノール(クロロゲン酸)

カフェインと並んでコーヒーの主成分となるのが、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸です。実はこの成分、コーヒーの代名詞ともいえるカフェイン以上に含有量が多く、コーヒーの苦味や香り、色の元にもなっている成分です。

ポリフェノールは多くの植物が生まれながらにして持っている物質で、その強い抗酸化力によって自身を活性酸素から守っています。

【抗酸化力で老化を予防】

ポリフェノールの抗酸化作用によって細胞の老化や劣化を抑止し、身体を若々しく保つ効果が期待できます。

また、がんや動脈硬化、糖尿病などの予防にも効果があるという研究結果も報告され、期待を集めています。

【脂肪の蓄積を抑える】

また、ポリフェノールには内蔵脂肪の蓄積を抑える効果もあるとも言われています。

これは食事などで摂った脂肪の吸収を抑制し、同時に体外への排出を促す働きをするそうです。

なお、ポリフェノールはコーヒーの他にも、赤ワインやチョコレート、ブルーベリーなどにも多く含まれているので、さまざまな場面で摂取しやすいという特徴もあります。

コーヒー豆に含まれるそのほかの成分

カフェインとポリフェノール以外にも、コーヒー豆には数百種類もの成分が含まれていると言われています。

そのなかでも重要な成分を以下に挙げてみたいと思います。

【糖質】

コーヒー抽出前、豆の状態の主成分はこの糖質です。

焙煎することでカラメルとなってコーヒーにほのかな甘みを与える他、ポリフェノールと結びついてコーヒーの暗褐色な色を作り出します。

ただし抽出時にほとんど濾し取られるため、コーヒー自体に糖質は残りません。

【脂質】

糖質と同様、豆の状態での主な成分です。

これもペーパーフィルターを使って抽出するとほとんどが濾し取られてしまいますが、金属フィルターやフレンチプレスなどで抽出した場合は油脂(コーヒーオイル)として残り、コーヒーに濃厚な香りとコクを与えます。

【たんぱく質】

こちらも豆の状態での主な成分のひとつです。

焙煎時、糖質とともにポリフェノールと結びついてコーヒーの褐色を作り出しているのがこのたんぱく質です。

また、抽出時にほとんどが濾し取られてしまう点も糖質や脂質と同じです。

これらの栄養成分は抽出したコーヒーにはほとんど残りませんが、その分コーヒーにはカロリーがないという風に考えることもできますね。

【腐植酸】

これは生豆を焙煎する際に生成される成分が腐植酸です。フミン酸とも呼ばれていますね。

この成分は糖質やたんぱく質などの化学変化によって作り出され、主にコーヒーの酸味に影響すると言われています。

また、フミン酸の有名な効果として、アンモニア系の悪臭を取り除く効果があるといわれています。

これらの他にも、微量ながら非常に多くの成分がコーヒー豆には含まれていて、そのうち水に溶けやすいものだけが抽出したコーヒーにもある程度残るようです。

コーヒーに含まれるさまざまな成分の作用や効果について、実は現時点で明らかになっていることは少ないのです。

ですがこれら多くの成分が集まってコーヒーの複雑な味や香りを作り出しているのは間違いありません。

余談ですが、コーヒーは同じ産地、品種の豆でも、焙煎度合いによって成分のバランスが変化します。

深く焙煎するほど豆の色は黒く、味も苦味が強くなる一方で、ポリフェノール(クロロゲン酸)は少なくなる、といった具合です。

まとめ

いつものコーヒータイムをちょっとだけ健康的にしたいなら、ポリフェノールもしっかり摂れる浅煎りを。

眠気覚ましや気分をリフレッシュしたい時には、眠気や疲れがピークに達する前に、一杯飲んでおくのが効果的です。

とはいえもちろん、コーヒーも万能ではありません。

長時間の乗り物の運転や過度の寝不足のときには、その効果を過信せず、きちんと休みを取るようにしてください。

また、これらの成分は過剰摂取することで体に悪影響を及ぼす可能性もありますので、コーヒーの飲みすぎには注意しましょう。

量とタイミングを適正な形で飲むことでコーヒーはさらに皆様の生活に良い影響を与えてくれるでしょう。

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