1杯100円から数千円まで!?コーヒーの価格は何で決まるの?|Beans Express

1杯100円から数千円まで!?コーヒーの価格は何で決まるの?

Beans Express編集部
2018年11月30日

1杯100円から数千円まで!?コーヒーの価格は何で決まるの?

今の時代、コンビニエンスストアに行けば1杯100円で本格的なコーヒーを飲むことができます。

その一方でコーヒー専門店や一流ホテルでは1杯1,000円以上もするお高いコーヒーも……。

どちらも同じコーヒーのはずなのに、どうしてここまで価格差があるのでしょうか?

今回はコーヒー、そしてコーヒー豆の値段について、その理由を紐解いていこうと思います。

コーヒー豆の品質の違い

コーヒーの値段に大きく影響する要素のひとつが、コーヒー豆の品質です。

味や香りや優れていることはもちろんですが、豆の大きさや形が整っていること、生産者情報や品種が明確であること、収穫から輸送までの全工程で品質管理がしっかりされていることなどでも取引価格は変化します。

また、産地における品評会で入賞したコーヒー豆は、オークションでもとくに高値で取引されるため、日本へ輸入される量も少なく、店頭価格も一般的なスペシャルティコーヒーよりさらに高額になることが多いのです。

反対に手頃な値段で飲めるコーヒーには、安価な普及グレードのコーヒー豆が多く使用されています。

当然、安価なコーヒー豆は品質もそれなりで、味や香りが弱く、口に含んだ時に雑味やザラつきを感じることも。しかし、そうした欠点も複数のコーヒー豆をブレンドして補うことで、味わいに厚みや奥行き感を持たせ、多くの人に好まれる味を作り出しているのです。

とくに最近は、安価なブレンドだからといって決して馬鹿にはできないほど、おいしいコーヒーも増えてきています。

生産や焙煎の工程の違い

生産の規模や焙煎の工程も、コーヒー豆の値段に影響します。

小さな農園で手塩にかけて育てられたコーヒー豆は取引価格も高くなりがちですが、大手メーカーやコーヒーチェーン店が手がける大規模農園で大量生産しているコーヒー豆は比較的安価です。コーヒー豆の品質とも関連する話ですね。

また、生豆を仕入れて店で自家焙煎しているコーヒー豆は、焙煎したてで新鮮という強みがありますが、手間がかかる分だけ値段も高くなります。

一方、コーヒーの産地に焙煎工場を設け、現地で一括生産をしているコーヒー豆は、日本の店頭に並ぶまでに時間がかかるため、豆の鮮度は落ちてしまいますが、コストは大幅に抑えられます。

このように生産現場やその過程の状況、手間なども、コーヒー豆の値段に反映されているのです。

焙煎の深さによって違いが出ることも

細かい話になりますが、コーヒー豆の焙煎の深さによっても値段は微妙に変わります。

その場でコーヒー豆を焙煎してくれる自家焙煎店の場合、生豆の状態の重さで量り売りしていますが、焙煎する際に豆に含まれる水分が抜け、焙煎後は重さが20~25%ほど軽くなります。

焙煎が深くなるほど仕上がりの重さは軽くなるため、結果的にグラム単価は高くなる、というわけです。

意外に思われるかもしれませんが、実はこれってアイスコーヒーの値段にも関わることだったりもします。

通常、アイスコーヒーはたくさん氷を入れて提供するため、氷が溶けて薄まる分も考慮して濃く抽出します。また、しっかり苦味が感じられるよう、コーヒー豆は深煎りのものを使用し、豆の量もホットコーヒーより多めに使うことが多いのです。

つまり割高な深煎り豆を多く使用するため、ホットコーヒーよりもコストが余計にかかるというわけです。

この他にも氷やストロー、ガムシロップなども必要なため、アイスコーヒーはホットコーヒーより少し高めに値段設定されているケースが多いようです。

場所代もコーヒーの値段に含まれている

コーヒー自体の値段とは別に、座席やスペースを提供する代金も料金に含まれています。

街なかの喫茶店で1杯400円のコーヒーが、一流ホテルのラウンジでは1杯1000円以上してビックリ! なんてことありますよね。

高級ホテルなどの場合、そのエリアの地価や近隣店舗の相場、またこだわりの内装や調度品、静かでくつろげる雰囲気などもカップ1杯の値段に含まれているのです。

コーヒー豆の販売に関しても同じことがいえます。家賃が高いエリアにあるお店ならコーヒー豆の値段もやや割高に、反対に生産拠点を地方に設け、ネット通販メインで販売している店なら送料はかかりますが、コーヒー豆自体は割安で販売が行えるわけです。

まとめ

このようにコーヒーやコーヒー豆の値段は、単に品質だけではなく、いろいろな要素が絡み合って決められています。値段が高い、だからおいしいとは一概にはいえないのです。

最近はコーヒーがより身近な存在になったことで、手頃な価格帯のコーヒー豆でも非常にハイレベルのものも多く登場しています。

つい値段に目が行きがちですが、それだけにとらわれず、さまざまなコーヒーを試して、自分にとって最高と思える1杯を探してみてください。

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