似てるようで全然違う!コーヒーとココアの違い

Beans Express編集部
2018年11月13日

コーヒーとココアは定番の飲み物の1つとして私たちの生活に密着しています。
毎日コーヒーやココアを飲むことが生活のルーティーンとなっている人も多いのではないでしょうか。

コーヒーとココアは味そのものが違うので別物だというのはなんとなく分かりますが、それ以外にも違いがあるのでしょうか。
ここでは珈琲とココアの違いについて詳しく解説します。

原料と加工方法の違い

先程も触れた通り、コーヒーとココアでは味が全く違います。
これはコーヒーとココアはそれぞれ原料や製造方法が異なっているからにほかなりません。

簡単に違いを説明すると、コーヒーはコーヒー豆から作られた飲み物で、ココアはカカオ豆から作られる飲み物です。
ココアに砂糖やミルクを足してもカフェラテにならないのはそもそも原料が異なっているからなのです。

コーヒーの原料はアカネ科の植物であるコーヒーノキと呼ばれている植物からから収穫した種子が原料となっています。

コーヒーノキの種自体は赤い色をしているのですが、この赤い実から種子のみを生成することによってコーヒー豆の元となる部分を採取します。

採取したコーヒーノキの種子の部分を乾燥させるなどして精製することによってコーヒー豆が完成します。
このコーヒー豆にお湯を注ぎ、ろ過したものがコーヒーとして飲まれているというわけです。

コーヒー豆は産地や焙煎方法によって全く味が異なるのでその風味の違いを楽しむファンがとても多いです。
コーヒー豆は豆の状態で販売されているものもありますし、コーヒーミルで粉末状にしたものも販売されています。

一方、ココアの原料はアオギリ科に属するカカオと呼ばれている樹木から実る種子です。

カカオ豆と言えばチョコレートの原料として有名で、ココアは珈琲よりもどちらかといえばチョコレートに近い飲み物だといえます。

ココアの場合も珈琲と同じく種全体を使うのではなく、中心部分の種子部分のみを使用します。
その種子部分を完熟させ、ペースト状にしたものをカカオマスと呼びます。

そしてカカオマスからカカオバターと呼ばれる油脂部分を分離させた後の搾りかす部分を乾燥させると、私たちが普段使っているカカオの粉末が完成します。

ココアとコーヒーの大きな違いとしては、コーヒーは先ほど開設したように粉末状のものもあれば豆の状態で販売されているものもある一方、ココアではその製造工程上、粉末状のものしか販売されません。

そしてコーヒーのように出がらしが残ることが無く水やミルクなど、液体に入れると完全に溶けます。

ちなみにカカオは収穫量も多いですし、少ない量でたくさんのカカオ粉末を生成することが可能なので、脱脂の作業を省けば珈琲よりもたくさん精製することができます。

以上のように、コーヒーとココアは原料や製造方法からして完全に別物です。

1つだけ原料で共通点があるとすれば、それはどちらも実の種子部分を乾燥させ、精製しているという点です。

カフェインの含有量

コーヒーとココアの両者に含まれている成分の中で有名なものにカフェインがあります。
このカフェインの含有量もコーヒーとココアでは異なります。

コーヒーの場合、カップ1杯あたりカフェインがおよそ140ミリグラム含まれています。
一方、ココアの場合は同じくカップ1杯のココアの中にはおよそ45ミリグラムのカフェインが含まれているといわれています。

カフェインの分量でいえばココアはコーヒーの3分の1以下ということになります。

ちなみにコーヒーのカフェインですが、コーヒーの淹れ方や加工方法によってカフェイン量が変化します。

例えばコーヒーをエスプレッソとして飲む場合は50ミリリットルの分量でカフェインの分量が140ミリグラムになります。
エスプレッソで飲むと、通常のコーヒーよりもかなり多くのカフェインが発生するというわけです。

また、便利なインスタントコーヒーで飲んだ場合コーヒーカップ1杯あたりおよそ70ミリグラムとなります。
インスタントコーヒーは通常のドリップ方式で淹れたコーヒーやエスプレッソと比べるとカフェイン量がかなり少なくなるのです。

このカフェインですが、コーヒーやココアだけではなく緑茶や栄養ドリンク、コーラなどさまざまな飲料に含まれています。

カフェインを摂取することによって得られる効果として最もよく知られているのが覚醒作用です。
眠たいときなどに濃いコーヒーを飲むと目が覚めるのはコーヒーに含まれているカフェインの覚醒作用によるものです。

また、血管を拡張する作用があるので頭が痛いときに飲むと痛みが軽減されます。

しかし自律神経が敏感な人は逆に頭が痛くなったりすることがあるので、身体に支障をきたす場合は飲まないようにしましょう。

ココアとコーヒーそれぞれの効能

コーヒーとココアは原料が異なるため、含まれている成分がそれぞれ違います。
ですからコーヒーを飲むことによって得られる効能と、ココアを飲むことによって得られる効能にも違いがあります。

まずココアの効能に関してですが最もよく知られているのが身体を温めてくれる効果です。

ココアの原料であるカカオに含まれているテオブロミンやカカオポリフェノールのフラバノール、そしてプロシアニジンといった成分が末梢血管を拡張させ、手足の冷えを軽減させてくれます。
この作用によって身体全体が温まる効果があるのです。

他のホット飲料も体を温める効果がありますが、ココアは特に体を温かいまま維持させる効果が高いとされています。

そしてココアに含まれているカカオポリフェノールには活性酸素を抑制させる効果があります。

活性酸素は体の錆とも呼ばれ、老化現象を加速させる大きな要因になりますから、それを抑制してくれるココアは健康にとても良い飲み物だと言えるでしょう。

そしてココアにはリグニンと呼ばれる不溶性食物繊維が含まれています。
そのため整腸作用が期待できるほか、コレステロール値を下げる効果もあります。
ココアを飲み続けることによってメタボ改善にもつながるというわけです。

一方、コーヒーの効能についてですが、コーヒーに含まれているクロロゲン酸と呼ばれている物質には脂肪をエネルギーに変える働きを促進させる効果>があります。

つまりコーヒーを飲むことによってダイエット効果が期待できるのです。
ただしダイエット効果が期待できるからといってもコーヒーに砂糖をたくさん入れたりすると効果が無いので注意しましょう。

そして、近年コーヒーの効能で特に注目されているのががんに対する予防効果です。

特に大腸がんに対しての予防効果が高いことが研究に寄って明らかになっています。
研究によると、1日3杯以上コーヒーを飲んでいる人はそうでない人と比べると結腸癌のリスクが半分以下に低下するという検証結果が出ています。

そしてそれだけではなく、発がん性物質の1つであるヘテロサイクリックアミンという物質に対抗する力も持っていることが報告されています。

ヘテロサイクリックアミンは、食品の焦げなどに多く含まっる成分なので、私たちが知らずに摂取している可能性は高いです。
そのヘテロサイクリックアミンに対抗する力があるというのはとても頼もしく感じるのではないでしょうか。

製造方法からしてまったく違うもの

コーヒーとココアでは、原料や製造方法から全く違うものであることが分かります。
原料が違うため含まれている成分も異なります。

コーヒーとココアに含まれている色々な成分には、それぞれ複数の優れた効能があるのでどちらか片方だけを飲むよりも、飲み過ぎない程度で両方飲んだ方が健康な体を維持することが期待できるでしょう。



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