同じコーヒーでも味が違う!?淹れ方で味は変わるの?
- Beans Express編集部
- 2018年12月25日
コーヒーは、使う水によって味が変わると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
もちろん、水だけではなく、使う豆によっても味は大きく変わります。
ところが、同じ豆を使ったコーヒーでも、淹れ方で味が変わるのです。
おいしいコーヒーを飲むために、どんな淹れ方をすればおいしく飲めるのか、また、淹れ方にはどんな方法があるのかなどを紹介します。
もくじ
ポピュラーな「ドリッパー」を使用する淹れ方
コーヒーを淹れると言っても、インスタントコーヒー以外はいろいろな専用道具を使って淹れます。
そんな専用道具にはどういったものがあるのか、知っておきましょう。
日本で最も人気がある淹れ方で、しかも簡単な方法。
それが「ペーパードリップ」です。
ドリッパーにフィルターになる専用ペーパーをセットし、必要な分の粉タイプのコーヒーをその上にのせます。
あとは、そこにお湯を注ぎ、ろ過をして出来上がりです。
自分好みの味のコーヒーを飲みたい人にはおすすめの方法になります。
味の調整はコーヒー粉の量とお湯の温度や量などで出来ますので、好みの味が見つかったときには、それぞれの量の配分を覚えておきましょう。
同じ味を出すには多少の練習が必要ですが、何度も淹れているうちに慣れてきます。
また、ペーパードリップでコーヒーを淹れると、片付けの際にも手間がかかりません。
ちなみに、フィルターがペーパーではなく、布になっているものをネルといいます。
ネルドリップもドリッパーを使う方法ですが、ペーパードリップよりもたくさんの量を淹れることに向いています。
コーヒー豆の香りや味を最も感じられる淹れ方です。
ネルを毎回洗ったり、保管しておく必要があったりするのがデメリットですが、何度も繰り返し使えるメリットもあります。
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誰でもできる! ペーパードリップで淹れるコーヒー入門フラスコとロートで淹れる「サイフォン」
「サイフォン」という道具の名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
ガラス製のロートとフラスコを使う方法で、蒸気の圧によって自動的にお湯が移動して淹れられるのが特徴です。
味はハンドドリップと比較すると安定しており、淹れるときに使うのは熱湯なので苦味の強いコーヒーを飲むことができます。
ハンドドリップとは、ペーパードリップやネルドリップなどのことです。
ハンドドリップは比較的安価ですが、サイフォンではより本格的に淹れることができます。
おいしく淹れるためのコツは、抽出方法を正確に覚えることです。
そうすることで、毎回まったく同じおいしいコーヒーに仕上げることができます。
喫茶店風のコーヒーを淹れたい人には、おすすめできる淹れ方です。
ハンドドリッパーに比べて、サイフォンを置くスペースは必要になりますが、見た目もオシャレなので、味も雰囲気も味わいたいときに使ってみるのも楽しいでしょう。
サイフォンに使う粉は、中挽きもしくは中細挽きのものが良いです。
あっさりとした味を楽しみたい人は、豆の挽き方が粗めのものを選ぶのがポイントとなります。
直火式で淹れる場合、アルコールランプの火加減をうまく調整しなければいけません。
火が強すぎると、コーヒーが煮立ってしまうからです。
おいしく淹れることができると、サイフォンにはこんもりと盛り上がった状態の粉が残っています。
コーヒー豆そのままの味を楽しみたいなら「ウォータードリップ」
コーヒーを淹れる際には、お湯を使うイメージがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、アイスコーヒーが存在しているように、水出しコーヒー専用の道具もあります。
それが「ウォータードリップ」です。
お湯を使わないので豆の酸化を防ぐことができ、豆本来の味を楽しめます。
しかも、おいしい味をそのままに保存をしておくことも可能です。
一般的なホットコーヒーと比べるとマイルドな味わいで、苦味も出にくいという特徴があります。
水出しで使う粉は、深めに焙煎したもの、特に中細挽きがおすすめです。
冷水は豆50gに対し、600~650cc用意すると良いでしょう。
粉と水がよく混ざるように、少しずつ水を入れるのがポイントです。
水を入れたら、2、3回マドラーを使ってかき混ぜておきます。
かき混ぜ過ぎると、苦味の原因になるので注意が必要となります。
ただし、抽出が終えるまでは6~8時間という長い時間がかかるのがデメリットです。
とはいえ、淹れ方は非常に簡単で、専用ポットにコーヒーの粉と水を入れて冷蔵庫で抽出できるのを待つだけとなっています。
夜、就寝前にセットして冷蔵庫に入れておけば、翌朝には出来上がっているので、朝から飲みたい人にもおすすめです。
アイスコーヒーを季節問わず、いつでも飲めるのが良いところでしょう。
抽出が終わったら、ストレーナーという粉をセットするための部分は取り外しておくと、苦味や雑味を出さずにすみます。
コクのあるコーヒーが飲みたい人には「プレス式コーヒー」
失敗せずにコーヒーを淹れたい人向けなのが、「プレス式コーヒー」です。
フレンチプレスとも呼ばれており、日本でもこちらを使ってコーヒーを淹れる人が増えてきています。
フィルターは金属製のメッシュタイプを使っており、コーヒーオイルという豆の油分に含まれる香りや旨みがぎゅっと素材そのままで抽出されるのが特徴です。
そのため、他の抽出方法よりコクがあるコーヒーを飲むことができます。
人によって気になるとされているのが、少しだけ液体の中ににごりが出てしまう点です。
ただ、見た目が悪いというほどのにごりではないため、気にしない人も少なくありません。
プレス式コーヒーで1杯分のコーヒーを淹れるためには約15gのコーヒー粉が必要です。
15gで淹れられるコーヒーの量は、150~200ccとなっています。
フレンチプレスを使う場合、できればコーヒー豆にもこだわるほうが良いでしょう。
上質でこだわりのある豆を使うことで味によりブレがなくなり、おいしく淹れられるからです。
手軽に、しかも毎回同じ味のコーヒーを淹れたい人はこちらを使って淹れてみるのもおすすめできます。
淹れ終わった後にはできるだけ早めに残っている粉は捨て、洗いましょう。
コーヒー豆のオイルが残っていると酸化して、それによるニオイがついてしまうからです。
フィルターの汚れはきれいに落としておくと安心ですね。
ラテアートしたい人は「エスプレッソマシン」
カフェなどでも人気となっているラテアート。
それを自宅で簡単にできるのが、「エスプレッソマシン」です。
「イタリアンコーヒーといえば、エスプレッソ」といわれているほど、イタリアのコーヒーのほとんどがエスプレッソマシンで淹れられています。
エスプレッソコーヒーを淹れるためには、高温に熱された蒸気が必要ですが、この道具を使えば、自宅でも手軽にエスプレッソを楽しめるのです。
エスプレッソマシンは2種類あり、直火式と電気式となっています。
どちらかといえば、直火式がおすすめです。
直火式は電気式より価格が安いものが多く、しかも扱いも簡単、持ち運びも可能というメリットがあります。
アウトドアが趣味の人にも、愛用者は多いです。
直火式より値段は高いですが、電気式で淹れるエスプレッソは直火式より濃厚になり、クレマと呼ばれる甘い泡も表面に出てきます。
見た目的には、電気式で淹れたもののほうがカフェで出てくるものに近いです。
出来たエスプレッソに、自分で好みのラテアートを施しましょう。
エスプレッソマシンでおいしく淹れるためのコツは、タンピングを上手に行うことです。
タンピングとは専用のパウダータイプの粉をホルダーに押し固めることで、何度も練習をして慣れる必要があります。
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エスプレッソってどんなコーヒー?淹れたい味の好みによって道具を使い分けよう
コーヒーを淹れるための道具は、さまざまあります。
簡単に淹れられるものから本格派まで、好みでいくつか購入してみるのも良いでしょう。
特に、ホットコーヒーだけではなく、いつでも冷たいアイスコーヒーが飲める水出しコーヒーは、1つ持っていると便利です。
淹れる方法によって合う豆の挽き方もあるので、コーヒー豆(コーヒー粉)にもこだわると、よりおいしく淹れられます。
コーヒー豆にもこだわってみたい!というそんな方におすすめのサービスがあります。
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