エスプレッソってどんなコーヒー?普通のコーヒーとの違いは?|Beans Express

エスプレッソってどんなコーヒー?普通のコーヒーとの違いは?

Beans Express編集部
2018年10月2日

エスプレッソってどんなコーヒー?普通のコーヒーとの違いは?

カフェやコーヒー専門店でよく見聞きする「エスプレッソ」。

最近ではお菓子などのフレーバーとしてその名を見かけることも増えましたが、普通のコーヒーとは何が違うのか、ご存じない方もまだまだ多いようです。

そこで今回は、コーヒーとエスプレッソの違いや、エスプレッソの楽しみ方についてご紹介したいと思います。

エスプレッソとは?

エスプレッソとはイタリア語で「急行列車」という意味。短時間ですばやく抽出を行うことから、この名がつけられたという説が一般的とされています。

この短時間抽出というのがエスプレッソのいちばんの特長。

通常、ハンドドリップの場合、ドリッパーに注いだお湯が自然に落ちるのに任せて抽出を行いますが、エスプレッソの場合は専用のマシンを使い、9気圧もの極めて高い圧力をかけて一気に抽出を行うのです。

一般的な圧力鍋の場合、調理時に食材にかかる圧力は3気圧ほどといわれていますので、さらにその3倍に相当する9気圧がいかにすごい圧力か、なんとなくイメージができるかと思います。

このように強い圧力をかけて抽出を行うことで、ハンドドリップでは決して味わえない、強い風味とコクを併せ持った、非常に濃厚なコーヒーが出来上がります。

エスプレッソといっしょに抽出されるムース状の泡は「クレマ」といい、コーヒー豆に含まれる油分やタンパク質などでできています。この「クレマ」がフタ代わりとなって香り(アロマ)を閉じ込め、クリーミィな甘みのもとにもなっているのです。

なお、抽出時にコーヒー粉に高い気圧をかけ続けると、コーヒーにえぐ味が出てしまうため、抽出は少量を一気に行ないます。こうして抽出された濃厚なコーヒーを専用の「デミタスカップ」という小さなカップで味わう。これがエスプレッソの基本スタイルです。

エスプレッソの飲み方

イタリアで生まれたエスプレッソは、アメリカのシアトルを経由して日本へ上陸しました。

本場イタリアでは、「コーヒー=エスプレッソ」というくらい広く一般に浸透している飲み物で、1日に4~5杯飲むのが当たり前という人もいるほど、エスプレッソが生活の中に定着しています。

また、その飲み方も独特で、淹れたてのエスプレッソに溶け切らないほどたっぷりの砂糖を入れ、濃厚な苦味と甘味をデザート感覚で楽しみます。

一方、日本では、カプチーノやカフェマキアートのようなミルクを使ったアレンジコーヒーのベースとしての使用する、いわゆるシアトルスタイルでの飲み方が主流となっています。

このシアトルスタイルは、スターバックスコーヒーなどに代表されるシアトル系コーヒーチェーンの登場で日本でも広く知られるようになり、新しいコーヒーの楽しみ方として、ファン層の拡大にも成功しました。

シアトルスタイルのエスプレッソの特徴として、ミルクやクリーム、シロップなどと相性が良く、それらに負けないしっかりとした味を出すため、苦味の強い深煎りのコーヒー豆を使用することが多いようです。

エスプレッソに使うコーヒー豆は?

エスプレッソはその極めて濃厚な味わいから、使用するコーヒー豆も特別なものを使っているように思われがちですが、そんなことはありません。

豆自体はハンドドリップやコーヒーメーカーなどで使うものと同じで、お好みの豆を使うことができます。

ただし、抽出時に高い気圧をかけて一気に成分を抽出するため、コーヒー豆は粒子の細かいパウダー状の「極細挽き」にする必要があります。

家庭用の電動ミルや手動のハンドミルではそこまで細かく挽くことができないので、ご家庭でエスプレッソに挑戦する場合は、コーヒー豆を買う際、お店でエスプレッソ用に挽いてもらうといいでしょう。

本格的にエスプレッソを極めてみたいという方は、極細挽きに対応したコーヒーミル、または「グラインダー」と呼ばれる専用器具の購入をオススメします。

コーヒー豆の焙煎度もとくに決まりはありませんが、先述のように日本では深煎りの豆を使うケースが多いです。

一方で、最近では浅煎りや中煎りの豆を使って、コーヒー豆そのものの個性をエスプレッソやアメリカーノ(エスプレッソのお湯割り)で楽しもう、という新たなスタイルを提案するカフェも増えてきているようです。

エスプレッソを淹れるには?

ご自宅でエスプレッソを淹れるには、家庭用のエスプレッソマシンがもっとも手軽でオススメです。

コーヒーメーカーのような半自動式で、ポルタフィルターと呼ばれる付属の器具に極細挽きにしたコーヒー豆をセットし、分量の水を入れれば、あとは自動で抽出まで行ってくれます。

ミルクを温めてクリーミーな泡状に仕上げるミルクフロッサーを内蔵したエスプレッソマシンも多く、カプチーノなどのアレンジメニューを楽しむこともできます。

価格は一般的なコーヒーメーカーに比べるとやや割高で、普及機タイプで1~3万円ほど。濃度調整やカップ数、アレンジメニューも簡単操作で設定できる多機能・全自動タイプは10万円を超えるものもあるようです。

エスプレッソを抽出するという基本機能については、家庭用エスプレッソマシンであればほぼ差はないので、予算やデザイン、使用目的などで選ぶといいでしょう。

また、現在出回っているエスプレッソマシンの多くは、「カフェポッド」と呼ばれる1杯分のコーヒー粉を封入した専用パックにも対応しています。

この「カフェポッド」を使えば、コーヒー豆を挽く手間やタンピング(※)のような熟練を要する技術も必要なく、手軽にエスプレッソが楽しめます。これからエスプレッソに挑戦される方は、エスプレッソマシン+カフェポッドから始めてはいかがでしょうか?

【Point】 タンピングとは?


エスプレッソマシンのポルタフィルターに盛り入れたコーヒー粉をタンパーと呼ばれる専用の器具を使って上から押し固める作業のこと。均一に圧力をかけないと抽出時にお湯が均等に行き渡らなかったり、抽出不足・過多の原因になったりするため、このタンピングの技術がエスプレッソの出来を左右するともいわれます。

もっと低予算で始めてみたい、淹れる工程にもこだわりたいという方には、昔ながらの直火式エスプレッソメーカー・マキネッタがオススメです。

直火式なので扱いには多少の慣れが必要ですが、使い込むほどに上達していく楽しみがあります。キャンプやバーベキューといったアウトドアシーンにもピッタリの器具です。




いかがだったでしょうか。エスプレッソは高い気圧で瞬間的に抽出したコーヒーで、その濃縮された旨味と深いコクは他では味わうことの出来ない格別なものです。

エスプレッソマシンが1台あれば、ご自宅で本格的なアレンジコーヒーやコーヒーフレーバーのお菓子作りにもチャレンジできますので、この機会にぜひ検討してみてください。コーヒーの新たな世界が広がりますよ!

また、せっかくご自宅でエスプレッソを楽しむのであれば、粉のコーヒーを買うのではなく、やはり豆にこだわり、ご自身で挽いてみることに挑戦してみてはいかがでしょうか?

実際にご自宅でエスプレッソを楽しむのであれば、エスプレッソマシンの購入は必須になってきます。

そこまでこだわるのであればコーヒー豆にこだわらない理由はありませんよね?

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