コーヒー豆からコーヒーを淹れる コーヒーの淹れ方の種類|Beans Express

コーヒー豆からコーヒーを淹れる コーヒーの淹れ方の種類

Beans Express編集部
2018年7月25日

コーヒー豆からコーヒーを淹れる コーヒーの淹れ方の種類

ご家庭で豆からコーヒーを淹れる方法はいろいろあります。

淹れ方によって使用する器具はもちろん、出来上がるコーヒーの味わいや香りも大きく変わってきますので、いろいろな淹れ方を試して、自分の味覚や感性に合ったコーヒーの淹れ方、楽しみ方を探してみましょう!

コーヒーの抽出とは? 豆と粉の違いは?

皆さんよくご存知のコーヒーですが、これはコーヒー豆に含まれる成分をお湯によって抽出したものなんです。

コーヒーの成分のうち、97%は水(お湯)、残りの3%ほどがコーヒー豆から溶け出した成分といわれていて、この3%の中にコーヒー独特の苦味や香ばしさ、酸味、甘みなどが絶妙なバランスで含まれています。

この成分のバランスは、コーヒーの淹れ方や器具によって微妙に変化し、コーヒーの味を決定づけます。

コーヒーを淹れる際、基本的に豆の状態でそのままお湯につけることはしません。必ず豆を挽いて粉の状態にしてから抽出しますが、それは粉のほうが全体の表面積が増して抽出効率が上がるためです。

挽き目が細かくなるほど全体の表面積が増え、よりしっかり抽出できるようになります。

コーヒーの淹れ方は「透過法」と「浸漬法」のふたつ

コーヒーはその淹れ方によって、以下の2種類に分類することができます。

ひとつは、コーヒー粉の上からお湯を落として通過させることで成分を抽出する方法。これを「透過法」といいます。

コーヒーの淹れ方として、もっともポピュラーなハンドドリップもこの「透過法」のひとつ。

短時間で抽出を行ううえ、抽出液にコーヒー粉が混ざらないようペーパーフィルターなどで濾すため、比較的すっきりとした味わいに仕上がるのが特徴です

もうひとつは、コーヒー粉をお湯に漬け込む「浸漬法(しんしほう)」という淹れ方。

「透過法」に比べ、コーヒー粉がお湯に触れている時間が長く、その分じっくりとコーヒー成分が溶け出すため、より濃厚でリッチな味と香りを楽しむことができます。

コーヒーの香りや甘み成分を多く含んだ「コーヒーオイル」がしっかり抽出できる器具が多いことも特長のひとつです。

以下では、それぞれの淹れ方の代表的な器具と、その特徴などをご紹介していきます。

「透過法」の淹れ方いろいろ

【ペーパードリップ】

透過法でもっともポピュラーな淹れ方といえばコレ!

ドリッパーと呼ばれる器具にペーパーフィルターをセットし、そこにコーヒー粉を入れてお湯をかけながら抽出します。お湯をゆっくりと注ぎ、少しずつ抽出していくのが基本です。

お湯の注ぎ方ひとつで味が変化するため、味を安定させるには熟練を要しますが、工程自体は単純なので、練習するほどに上達していく楽しさもあります。

ペーパードリップで淹れたコーヒーは、ペーパーによって雑味や油分がろ過されるため、すっきりした味わいが特徴です。

難易度:★★★☆☆
予算:ドリッパー300円~、ペーパーフィルター100円~

【ネルドリップ】

ハンドドリップの一種で、「ネルフィルター」と呼ばれるフランネル生地(=柔らかく厚手の毛織物でできた生地)でコーヒーをろ過して抽出します。

ペーパーフィルターに比べて目が粗く、コーヒー豆に含まれる油分なども通しやすいため、とろりとした質感でまろやかな味わいが特徴です。

また、ペーパーフィルターと違って繰り返し使用できますが、使用前後の煮沸だったり、乾燥を避けて冷蔵庫で保管しなければならなかったりと、取り扱いにやや手間がかかります。

難易度:★★★★☆
予算:1,000円~

【ドリップバッグ】

こちらもハンドドリップの一種で、紙製の簡易的なドリッパーとフィルターにコーヒー粉が封入されています。

淹れ方はペーパードリップとほぼ同じで、ゆっくりお湯を注いで抽出を行います。1回限りの使い捨てで、お湯さえあれば他に器具がいらない手軽さが最大の特徴です。

コンパクトでどこへでも持っていけるため、旅行やレジャーのお供にもピッタリ。お中元やお歳暮といったギフトの定番としても人気があるようです。

難易度:★★☆☆☆
予算:300円(10バッグ)~

【コーヒーメーカー】

ペーパードリップの淹れる工程を人に代わって自動でやってくれるのがコーヒーメーカーです。

抽出工程を機械がやるため、自分で淹れる楽しみはありませんが、機械による抽出はブレがなく、毎回必ず同じ味に仕上がるのが特徴です。

忙しい朝など時間がないときでも、スイッチひとつでコーヒーが飲めるというのも大きなメリットといえるでしょう。

最近ではコーヒーミルを内蔵した機種も多く、なかには豆を挽くところから抽出までを全自動でやってくれる高機能タイプもあります。

難易度:★☆☆☆☆
予算:3,000円~

「浸漬法」の淹れ方いろいろ

【フレンチプレス】

日本では紅茶用としてもよく見かけるポット型の抽出器具。

ポットの中にコーヒー粉を入れてお湯を注ぎ、数分置いて抽出したらフィルターを押し下げ、コーヒーをろ過して出来上がりです。

手順が非常にシンプルで、コーヒー粉の量や抽出時間をしっかり計れば、毎回安定した味になるのが特徴です。

また、フィルター部分は金属やメッシュのものが多く、コーヒー特有の香りや甘みを多く含んだ油分もしっかり抽出できますが、同時にコーヒーの微粉も混じりやすく、舌に残るザラつきやにごりを気にする人もいるようです。

難易度:★★☆☆☆
予算:2,000円~

【エアロプレス】

大きな注射器のようなシリンダー型の抽出器具で、容器内にコーヒー粉とお湯を入れ、空気の圧力を利用して短時間で抽出を行います。

圧力をかけて一気に抽出するため、コーヒーのフレーバーがしっかりと感じられ、それでいて味わいはすっきり軽めとあって、徐々にファンを増やしている注目の抽出方法です。

淹れ方に多少の慣れは必要ですが、やること自体は簡単で、後片付けの手間がかからないのも特徴のひとつです。

難易度:★★★☆☆
予算:4,000円~

【サイフォン】

フラスコと漏斗、アルコールランプを使ってコーヒーの抽出を行う昔ながらのクラシカルな方法。

まるで科学実験のような視覚的な面白さに加え、淹れる工程の楽しさ、高温かつ短時間で抽出するため、雑味がなく風味豊かな味わいと、ファンの心を掴んで離さない多くの魅力があります。

他の淹れ方に比べ、器具の扱いや抽出自体の難しさもあり、初心者にはやや敷居が高いかもしれません。

難易度:★★★★★
予算:6,000円~

まとめ

今回は2種類のコーヒー抽出方法とそれらに対応した器具について、簡単にご紹介しました。

一度に全部を揃えるのは大変ですので、まずはご自身の腕前やコーヒーを飲む頻度、ご予算に合った器具をひとつ入手し、自分で淹れて楽しむことから始めてみてはいかがでしょうか?

コーヒーは詳しくないけど、自宅でおいしいコーヒーが飲みたい、という方は、コーヒーメーカーやペーパードリップ、フレンチプレスあたりが手軽でオススメです。

また、せっかくペーパードリップで淹れるのであれば、粉のコーヒーを買うのではなく、やはり豆から挽いてみることに挑戦してみてはいかがでしょうか?

先述したとおり、豆のコーヒーであれば粉のように大幅に劣化しないこともあり、挽いたタイミングで美味しいコーヒーを飲むことができます。

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